腱膜性眼瞼下垂とは、まぶたを引き上げる眼瞼挙筋腱膜がのびてまぶたが下がる状態をいいます。
腱膜性眼瞼下垂は、ハードコンタクトレンズの使用による機械的刺激やアレルギー性結膜炎などでまぶたを強くこすることなどがその原因といわれています。
特に、ハードコンタクトではまばたきのたびに結膜側から硬いハードコンタクトレンズで腱膜やミューラー筋がこすられて変性するのが原因と思われています。
ソフトコンタクトレンズでは、一般的にハードコンタクトレンズに比べて汚れがつきやすいのでアレルギー性結膜炎のある方は症状が悪化しやすい傾向があります。アレルギー性結膜炎が悪化し、かゆみなどの症状が強く出るとまぶたをこするなどの症状がでることになりますし、結膜のすぐ裏側にあるミューラー筋や腱膜にも炎症が及ぶかもしれません。
眼がかゆい、レンズが汚れやすいなどの症状がある方は一度、かかりつけの眼科の先生にご相談されることをお勧めします。